リコリスと日々
日記用ブログです。ネタバレなどは発売日から解禁中。
小話
- 2011/07/30 (Sat)
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3→2外伝の順でやったら、外伝の方操作方法わからなすぎて間違えまくった……。
ガードしようと思ったら必殺技とか何ぞそのカウンター……。
個人的には2外伝までの方がシナリオが
更新は色々計画中です!
とりあえずリボーン関係の再録とか再録+新規とか企画をやってます。
あと書きかけのタイバニもやろう。
あと拍手をそろそろ差し替えたいな。
追記から小話です。
この間のブリーチの話の対……にしようと思ってたんだけどあんまり対にならなかった話。
前回はスターク視点だったので今度はリリネット視点。一人称間違ってたらごめんなさい……。
生まれて一番初めに見えたのは、自分の何倍も大きな背中だった。
あれから目もくらむような長い時間が過ぎたけれど、未だにあたしはあの背中との距離が縮まったようには思えない。
傍にいるのに一生届かない。孤独を背負った広い背中は、いつでもあたしにそう思わせる。
だから、時々思うのだ。笑顔と笑顔の隙間、笑うのを止める空白の一瞬で。
どうして彼は『あたし』であるのに、あたしはこんなにも子どもなんだろうって。
一つの存在を別ったのがあたしたちであるはずなのに、どうして片割れとの間には差があるんだろう。
あたしは見かけも小さいし、心も片割れの彼に比べたらずっと幼いだろう。
だから今もって彼が抱える根源的な孤独を、憂いを、晴らすことはできない。
彼に追いついて、隣に並んで、偉そうに救ってあげるには、あたしはどうしようもなく子どもなのだ。
(どうするのが正解なんだろうな)
この手では何ができるんだろうか。この足では、この目では、この声では?
どうしたら、心底幸せだと言って彼は生きてくれるだろうか。
(それだけがあたしの願いなんだけどなあ)
片割れに至上の幸福を望むこと。それはもしかしたら、自分自身の幸福願望なのかもしれない。
だけど彼が『あたし』であろうとなかろうと、あたしは彼の幸福を望んだだろうし、それであたし自身も幸せになれただろう。
他者の幸福が自らのそれである、というのは、実に人間的な感情なのかもしれないけれど、きっとあたしは望んだだろう。
(あんたが、幸せだって言ってくれたらいいなって)
『孤独』こそがあたしたちの存在だというのなら、それは永劫叶わない願いかもしれない。
だけどあたしは願いたい。
そして、願うからこそあたしは今日も笑うのだ。
それだけがあたしにできることだから。
「スターク!」
憂う彼の代わりに、嘆きを知らない子どものように笑って。
そうして明るく、彼を呼ぶのだ。
(孤独じゃないから、どうか笑って)
(あたしは今日も、あなたを呼ぶから)
【百合水仙を、あなたに一輪/BLEACH スターク+リリネット】
百合水仙=アルストロメリア
アルストロメリアの花言葉=幸福な日々
タイトルはそんな感じの意味です。
この間のタイトルも水仙だったし、字面だけ関連っぽく。