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リコリスと日々

日記用ブログです。ネタバレなどは発売日から解禁中。

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il fiore

↑が「ミルフィオーレ」に聞こえるのは私だけでしょうか。
カタカナ発音で「イル フィオーレ」だそうです。
「il fiore」→「mille fiore」だから、mとleをくっつければミルフィオーレになるじゃない!という苦しい言い訳。
何の話かというとイタリア語の話です。

イタリア語って、rが巻き舌発音で、巻くと巻かないとで意味が変わるんですよね。
幾つか例を教えてもらったんですが、一番記憶に残ってるのはmaleとmare。
male→悪(の)
mare→海
だそうで。
文脈でわかるんだろうけど、海が悪になるとか相当差があるな……!イタリア語始めたので、ちゃんと巻けるようになりたいと思いました。
で、この話聞いた時思い出したのがマーレリング。
間違いなくmareの方でしょうが、発音が違うと「悪の」指輪なのか……!何ということだ^^
でも白蘭さんが持った時点で悪の指輪になったような気もしなくはない。
それでも白蘭さん好きだけどね!

昨日、突然ザクロの顔が見たくなったので撮り溜めたリボーンのアニメを3話くらいまとめて見ました。
時間がないので1.5倍速で早送りしながらでしたけど。でもテレビ苦手な私が3話分もテレビの前に座ってられたってだけで頑張った方だと思う(笑)
本当にテレビ苦手です……視聴者参加型のクイズ番組とかなら割合見られるけど、見てるだけの番組って集中力続かないんですよね……。
授業とかはちゃんと集中できるのに、自宅とかでテレビ見るのだけは無理です。何故。

因みに3話も見た割にザクロ殆ど出てなかった^^
ユニ様追っかけるところだけでした^^^^

そういえばアニメのザクロが時々若干巻き舌っぽい件について、比較的真面目に考えてみたんですが、ザクロ本人の母国語によっちゃそれで正解なのかもしれません。
↑で、イタリア語のrは巻き舌って話をしましたが、そんな感じ。
rを巻く言語圏出身だったら、日本語喋った時うっかり巻いちゃってもおかしくないんじゃないのか?
だから、巻いて発音したって正解だと思うんですよ。
と、真面目に考えてみた。
でもザクロって何処出身なんだろうね……勝手にイタリアの田舎っぽいところかなーと思ってたんですが。

続きからブルデイ話。でも未完ですごめんなさい。
真6に入る前の過去の話ですが、徹底的に捏造で隅から隅まで都合のいい妄想です……。
原作の要素は今回殆どないです。
八兆あるパラレルワールドの一つくらいに思って下さい←
それでも大丈夫な方は続きからどうぞ。
 




世界がここだけしかないとしたら何とも思わないのだろうけれど、この広い世界で確かにここは地獄だった。
閉じられた場所から見る空はいつでも四角くて、与えられる選択肢はいつどんな時も一択だけだ。それを選ばないで、第二の選択肢を作りだすと言う事は、つまり死んでゆくことに直結していた。
大人から一方的に与えられる選択(一つしかない時点で、ただの命令でしかないのだが)。冷たい鉄格子と向き合う度に、自分たちは大人の駒でしかないのだと思い知る。
悲劇と不条理をこれでもかと詰め込んだ場所。そこはとても息苦しくて、冷たくて。
だから外へ逃げ出した。例えこの先死んでゆくとしても、この不幸に骨まで蝕まれていくより遥かにましだと思った。

×××

ここはただ綺麗なだけで、ただの箱庭にすぎないと気付いたのはいつだっただろう。
目の前に広がる、朝の光が降り注ぐ中庭は確かに美しい。迷路のように入り組んだ植え込みも、色鮮やかな花壇も、どれも全て綺麗に手入れが成されている。それらがここがいかに整った環境なのかを物語っていた。
だけど、それが何だと言うのだろう。
不意に虚しさと苛立ちを感じて、私は車椅子の上でぎゅっと手を握りしめた。
サナトリウム、と言えば聞こえがいいが、要するに檻なのだ。
腹立たしいことに、私をここに縛り付けているのは誰かの強制力ではなく、彼女自身でどうにかすることの出来ない、病と言う存在だった。
もう長いことここにいるが、一向に出られる気配はない。
(いつかは、出られるんだろうけれど)
だけど私は知っている。ここを出て行く時は、自分が死ぬ時でしかないのだと。
生きているうちに外の世界に戻ることはきっと叶わない。わかっているからこそ、自分を嘲笑うように穏やかに過ぎていく時が腹立たしかった。
ここで出会う人間も、最後には外の世界に戻っていく。誰に出会っても結局は一人に戻るのだ。
戻る場所があるということは、戻れるということは、私が望んでも手に入れられない事実。
皆はどこかへ帰れるけれど、私はもう一人ぼっちだ。
それに気づいてしまったから、もう素直に笑えない。世界は色を欠いて軋みながら回るだけ。誰かに心を開くことすら、失うことが悲しくて出来ない。結局褪せた世界で味気ない日々を送るしかなかった。
することなすこと虚しくて、積み上げるばかり。やがて来る終わりの日までを消費するだけだ。
今日はもう終わる。このままぼんやりとしていれば、きっと誰かが、冷える、そう言って慌てて迎えに来るだろう。それは面倒だから、今日はそろそろ戻ろうか。夕暮れの庭はそれなりに美しいから、見るのも悪くないのだけれど。
ぼんやりと冷めた思考で考えていると、真後ろで茂みが音を立てた。
「っ!?」
猫、にしては大きすぎる。もっと重量のある何かが倒れてきた、そんな風に思えた。
首だけで振り返った私の目に飛び込んできたのは、見知らぬ少年だった。
「…………誰?」
驚くべきところなのだろうけれど、逆に唐突過ぎて現実味のない事態に、パニックも起こせない。
一応警戒だけはしながら近づいてみる。全く動かないので、生きているのか不安になった。恐る恐る手を伸ばして指先で肩を叩いてみた。
「ね、ねえ……ちょっと、」
「ぼばっ」
「!!?」
いきなりがばりと少年が起き上がるものだから、今度は驚かずにいられない。驚きすぎて車椅子ごと倒れるかと思った。
「ちょっと! いきなり起きないでよ!」
「……ごめん」
「大体あんた誰よ! 何でこんなところで寝てるのよ!」
腹立ち紛れに言ってみれば、彼はもう一度「……ごめん」と呟いて俯いた。
その言い方があんまりに神妙だったので、苛立ちは何処かへ行ってしまった。
クールダウンした頭でよく考えてみれば、目の前の少年は顔色があまり良くない。服も解れてばかりだし、逆に肌に傷一つないのが不思議なくらいだ。
何処から来たのかわからないし、ただの迷子とも思えないが、正直それはどうでもいい気がした。
「……ここ、何処」
「病院、っていうか、サナトリウム?」
「そう……」
「ちょっと待ってて、水もらってくるから」
「ううん、いいよ……」
邪魔してごめん。逃げるように彼は背を向ける。この分だと水を取ってきた頃には消えていそうだ。
彼が去ることを望むのなら行かせればいい。何もしなくていいはずだったのに、何故か私はその背に向かって叫んでいた。
「待って!」
弾かれたように少年が立ち止まり、恐る恐る振り返る。私は膝かけにしていた上着を彼に投げた。
「何処行くか知らないけど、そんな恰好じゃ寒いに決まってるじゃない」
「…………」
反射で取った上着を手に、彼は一瞬動きを止める。それからゆっくりと手元へ視線を落とし、次に私を見た。
「…………ありがと」
ぽつりと小さく呟くと、彼は逃げるように遠くへ走って行った。
「…………何だったのかしら」
少年は一体誰だったのか。そもそも何故こんな場所にいたのか。何一つわからないまま、非日常は消えていった。
溜め息を吐く私の目に、何か見なれない色が飛び込んでくる。
「……人、形?」
少年が最初に倒れていた茂みに引っかかっていたのは、年季の入ったぬいぐるみだった。




真6になる前の話を全力で妄想した結果です。
ブルーベルに関しては、もうすぐ出るノベライズ版で公式見解が出ると思いますが、こっちはこっちで妄想上等捏造万歳の精神で突き進んでいきます←
元々公式に1ミリでも掠るとは思っていないので、こっちは自己満足の妄想として生温かい目で見てやって下さい。
合言葉はフリーダム!←

これで構想の3分の1~半分くらいです。
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