リコリスと日々
日記用ブログです。ネタバレなどは発売日から解禁中。
red moon
- 2010/03/28 (Sun)
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炬燵でジャンプ読んでたら、父さんがやって来ていきなり「リボーンのシリーズ終わっちゃったね」と話しかけてきました^^
私「え?終わったの?」
父「シリーズねシリーズ。未来の奴」
私「ああそうか」
父「すごいすとんと終わっちゃった」
私「リボの終わり方はいつもそうだよ」
父「真6弔花が出てきて、これからかーって感じだったのに」
私「え、真6もういないよ」
父「え?いたじゃん。兄ちゃんと幻覚使う子」
誰 だ そ れ 。
兄ちゃんってザクロのこと?あれでも桔梗さんも兄ちゃんだしな。どっち?
幻覚使う子ってトリカブト??ちょ、それってどんだけ前の話??
父さんは一体誰のことを言いたいんだろう……と思っていたら、
父「ほらなんだっけ……女の子いたじゃん。あの、幻覚使う……」
だ か ら 誰 そ れ 。
幻覚使う、女の子??それって髑髏ちゃんのこと?でも最近髑髏ちゃんは戦ってないよ?
父さんが言いたいのがトリカブトじゃないのはわかったけど……一体誰だ。
全然わからないし、父さんもそれ以上特徴を思い出せないようなので、とりあえず女の子で真6と言うヒントから、
私「それって人魚みたいになる、髪の長い女の子のこと?」←ブルーベルって言ってもわからない気がした
父「そうそう、その子!」
※ブルーベルは幻覚を使いません
一体何処で幻覚使うと思ったんだろう……アンモナイトの辺りか?
それとも、(骸に)幻覚を使われた子って言いたかったのか?
すごく謎です……。
因みに、父さんが「その子まだいるよね」と言い張るので、
私「いやその子はもういない」
父「でもGHOSTとか出てきた時いたじゃん」
私「そのGHOSTにやられたの」
父「あ、そうなんだ」
そこ読んで父さん!!(笑)
展開上割と大事だよ!
父さんGHOSTの話流し読みだったのかな……。その後も、
父「でもあの兄ちゃんはかろうじて生きてるんだよね?」
私「兄ちゃんってどの人」
父「恐竜になる人」
私「それ二人いる。髪が恐竜になる方(=桔梗さん)は生きてるけど、本体が恐竜になる方(=ザクロ)は生きてない」
父「あれ、そうなの」
……父さんの中でリボーンはどんな展開になってたんだか気になります。
っていうか、やっと真6出てきたっていつの話だろう……。
わからなくてつい、「それ最近の話だよね?去年じゃないよね?」と聞いてしまった^^
しかし私の説明も大分酷い^^^^
そういえば↓でコペンハーゲン行って人魚像が見たい、というようなことが書いてありますが、この人魚像、上海の万博に来るんですね……!
母さんに「上海で見られるよ」って言われたんですが……
確かに人魚像は見たいけど、私はコペンハーゲンの海にあるのが見たいんだ!
というかそもそも上海もちょっと遠いわ!デンマークよりは断然近いけども。
タイトル→kalafinaのニューアルバムの表題曲。切なくて泣ける。けど切なさの中に前向きな希望がある曲。
パソコン整理していたらブルデイが発掘されたので、追記から載せてみる。
ものすごくファンタジーな感じになってますが、それでも良い方はどうぞ↓
×××
風の音に呼ばれた気がして、そっと屋敷を出た。
舗装されたアスファルトの道から砂利の敷き詰められた道へ降り、砂浜へ下っていく。
何処へ行くのか、知らないのに足は自然と動く。まるで何かに引き寄せられているみたいだ。
波が打ちつける岩場まできた時、足を止めた。
岩場に誰かいる。茫洋たる海に向かって歌っているようにも見える彼女は、ヒトとは違うシルエットだった。
人魚?いや違う。あれは、
「……ブルーベル?」
夢かと思った。だってブルーベルは、もういないのに。
だけど、夜明けの光が照らしていた顔は、間違いなく記憶にあるものと同じだった。
「……デイジー、」
ゆっくりと振り返ったその表情は、何だか今にも泣きそうだ。
「何で、どうして……」
「会いに来ちゃった」
「会い、に」
「信じられない? でも、ホントなんだから」
す、と手が伸びてきて頬に触れる。その手をそっと握った。
ちゃんと触れて、確かにここにいるのに。目の前の現実を理解しながら、だけど刻まれた過去を忘れたりはしなかった。
ブルーベルは、いないのだ。
「……ごめんね」
ぽつりと呟かれた言葉に、はっと顔をあげる。白み始めた空と消えかけた月を背負って、ブルーベルは泣いていた。
「ごめんね……もう、一緒に生きてられなくなっちゃった」
「……知って、るよ」
「ごめんね……デイジーのこと、置いていかなきゃいけない」
「……うん」
少しは薄れたかと思っていた苦しみは、全然褪せていなかった。巡る日々で誤魔化していたけれど、こうして出会ってしまうと鮮明に蘇る。
気を抜いたら涙がこぼれてしまいそうで、ぎゅっと唇を噛み締めた。
泣きたかったけれどそうもいかない。これ以上ブルーベルを悲しませたくはないのだ。
「ごめんね―――だけど、ありがとう」
謝りながら、泣きながら、それでも彼女は言った。
「ブルーベルは――幸せだったわ」
「そんなの、僕チンだって、」
ああダメだ。やっぱり泣いてしまう。頬を一筋だけ涙が伝うのがわかった。
ブルーベルは少し困ったように、でも何処か嬉しそうに笑っている。涙を讃えた青い目は本物の海みたいだった。
「……だからね、一つ約束して?」
「約束?」
ありきたりな言葉が、今はとても大切な響きに聞こえる。二人で交わす最後の約束。この世界に刻む、最後の痕跡。
「デイジーはデイジーで幸せになって、ね?」
思い出にも、悲しみにも、憎しみにも、何にも囚われないで。
残った未来をいきなさい。
初めて見る何よりも強い笑顔で、背中を押す。
「それが――私の最後の幸せだから」
「…………約束、するよ」
誓った証に重ねた手を強く握る。その手を更に握り返す手のぬくもりが、大切なのに寂しくもあった。
この温もりを留めておくことは出来ないとわかっているからだ。
潮風に撫でられて冷えた頬を、もう一度涙が伝い落ちる。一粒零れたらまた一粒。今度はもう止められなかった。
「……じゃあね、デイジー。もう一度会えて良かった」
地平線から射す朝日が砂浜に届く。朝に溶かされるようにブルーベルの姿が消え始めた。
「ブルーベル、」
別れの言葉は隠せない寂しさに震えていた。だから最後は精一杯はっきりした声で一言告げよう。
消えゆく彼女に、永遠を与える言葉を。
「――――忘れないよ」
「――――ありがとう」
そして、泡に還る人魚姫のように儚く、その姿は消えてしまった。
もう風と波の音しかしない。
廻って来た朝が、海を、砂浜を照らしだす。残された約束と、願われた未来を思って、温もりの消えない手を握りしめた。
×××
とてつもなくファンタジーですがお付き合いいただきありがとうございました。
ブルーベルがいなくなった時に書いた話でした。
デイジーは生き残ってとりあえずボンゴレに引き取られてる感じです。
元々は続きがあったんですが、それがある意味悲しい話なので……
本誌見てたら真6が可哀想になってきて幸せにしてあげたいので、続きはなかったことにします……!
薄ぼんやりとイメージしたのは、「願い事一つだけ」の最後の歌詞。
最後の方の科白に何となく反映されてるようないないような。
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